佐々木朗希は問題行動?アスリートの「わがまま」と結果の関係性

◇3.その他◇

佐々木朗希投手の決断・行動から考える

2025年、佐々木朗希投手のメジャー挑戦が決まった。ドジャースへの移籍はファンの間でも賛否が分かれ、「もっと日本で実績を積んでから行くべき」という声もあれば、「彼の夢を応援したい」という意見もある。先日の本拠地での試合では、二回途中2失点でKOされ、マウンド上での行動も一部メディアから批判を受けている模様。

プロの世界では、こうした決断や行動を「わがまま」と捉える人も少なくない。しかし、トップアスリートが結果を出すためには、時に「わがまま」と思われる選択をすることが必要だ。実は、この考え方はスポーツだけでなく、仕事や人生にも応用できる。

今回は「アスリートの結果とわがままの関係」について掘り下げてみたい。


1. アスリートの成功に必要な「わがまま」

自分の信念を貫く

成功するアスリートの多くは、強い信念を持ち、自分が信じる道を進む。

たとえば、イチローは「自分のルーティンを崩さない」ことで有名だった。食事や練習方法、スケジュール管理まで徹底的にこだわり、「自分が最もパフォーマンスを発揮できる環境」を貫いた。彼の信念は周囲に理解されないこともあったが、その「わがまま」が長年の活躍につながった。

また、大谷翔平がメジャーで「二刀流」を続けたのも、彼の強い意志があったからこそだ。日本でもアメリカでも、最初は「無理だ」と言われたが、彼は周囲の意見に流されることなく、自分のスタイルを貫いた。その結果、二刀流は今や大谷の代名詞となり、多くの若い選手に新たな可能性を示すこととなった。

一見すると「わがまま」に見える行動も、結果を出すためには必要なことだったのだ。

周囲との衝突を恐れない

アスリートがキャリアの選択をするとき、チームやファンの期待と自分の考えが衝突することがある。

例えば、佐々木投手のメジャー挑戦。千葉ロッテマリーンズとしては、できるだけ長く日本で活躍してほしかったはずだ。しかし、佐々木投手は「自分にとって最も良い環境はどこか」を考えた結果、ポスティングを決断した。この決断には、球団やファンからの期待との対立があったが、彼は自分の未来を優先した。

これは、一般社会でもよくあることだ。

「会社のために残るべきか、自分の成長のために転職すべきか」 「上司の期待に応えるか、自分のやりたい仕事を貫くか」

会社員でも、より良い環境を求めて転職を考えることは珍しくない。しかし、周囲の期待を優先してしまい、自分が本当に望む道を選べない人も多い。こうした場面で、アスリートの「わがまま」を参考にすることは有効だ。

また、競技人生が短いアスリートにとって、数年後のキャリアを見据えた決断は重要だ。短期的には批判されることがあっても、自分の信念を貫くことが、結果的にはより大きな成功につながるのである。


2. 「わがまま」な選択が生む結果

自己管理とパフォーマンス向上

アスリートが自分に合った環境を選ぶことで、より良い結果を生むことができる。

たとえば、サッカー選手が「試合に出られない」からといってビッグクラブを去り、中堅クラブでプレー時間を確保することがある。これも「わがまま」に見えるかもしれないが、選手として成長し、結果を出すためには重要な選択だ。

佐々木投手も、日本でプレーを続けるよりも、メジャーで挑戦したほうが成長できると考えたのだろう。環境を選ぶことで、長期的なキャリアアップにつながることは多い。

短期的な批判よりも長期的な結果を重視する

「今すぐには理解されないかもしれないが、将来的に評価される」

これは、成功したアスリートに共通する考え方だ。

たとえば、錦織圭は若い頃にアメリカへ渡り、世界レベルのトレーニングを受けた。当時は「日本で頑張るべき」という声もあったが、彼の決断が正しかったことは、のちの活躍が証明している。

また、マイケル・ジョーダンも大学を早くに離れ、NBAに挑戦することで成長した。当初は「もう少し大学で経験を積むべきだ」と言われたが、彼は自身の判断を信じ、その結果、史上最高のバスケットボール選手の一人となった。

短期的な批判を恐れず、自分の信じた道を進むことが、最終的に結果につながるのだ。


3. 一般人にも通じる「結果を出すためのわがまま」

仕事や人生でも、自分の軸を持つことが大事

「周りの意見に流されず、自分の意志で行動する」

これは、アスリートだけでなく、ビジネスや人生でも大切な考え方だ。

例えば、会社員でも「自分の成長のために転職する」「起業する」といった決断をすると、「わがままだ」と言われることがある。しかし、自分のキャリアを考えたとき、挑戦することが必要な場面もある。

また、プライベートでも「好きなことを優先する」「家族や友人との時間を大切にする」など、自分の軸を持つことが、充実した人生につながる。

50代からのリスタートにも応用できる

私自身、50代で単身赴任を経験し、自由な時間が増えたことで、新しいことに挑戦する機会が増えた。

「この年齢で新しいことを始めるのは無理かもしれない」と思う人もいるかもしれないが、そんなことはない。

・ランニングを始めて体力づくりをする ・英会話に挑戦する ・ブログを書いて発信する

これらはすべて、自分の意志で決めた「わがまま」なのかもしれない。

年齢に関係なく、やりたいことをやることが、結果として充実した人生につながる。


まとめ:結果を出すための「わがまま」を貫こう

「わがまま」という言葉には、ネガティブなイメージがある。しかし、本当の意味での「わがまま」とは、

  • 自分の信念を貫く
  • 成長のために環境を選ぶ
  • 短期的な批判を気にしない

という、成功するための重要な要素でもある。

アスリートの世界だけでなく、仕事や人生でも、自分の意志を大切にすることが大事だ。

「自分に正直に生きること」

それこそが、結果を出すための「わがまま」なのかもしれない。

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