2025年のガソリン価格はどうなる?暫定税率や国際情勢から読み解く今後の見通し

◇3.その他◇

こんにちは。最近ガソリンスタンドに立ち寄るたび、「また値上がってる!?」と思わずため息が出る人、多いんじゃないでしょうか。特に車が生活の足になっている方にとって、ガソリン価格は本当に気になる存在ですよね。

この記事では、「2025年のガソリン価格はどうなるのか?」をテーマに、
・これまでの価格の動き
・ガソリン税や暫定税率って何?
・今後の見通しと生活への影響
・今からできる対策
などをわかりやすくお伝えしていきます。


ガソリン価格の動き(2020〜2024年)

まずはちょっと振り返り。コロナ禍で世界中の経済が一時ストップし、ガソリン価格が大きく下がった時期がありました。でも、2022年頃から一気に上昇。背景には、

  • 経済活動の再開による需要増
  • ロシア・ウクライナの戦争による供給不安
  • 為替の円安進行(1ドル150円超えの時期も)

などが重なって、私たちの財布に直撃する形となりました。

政府も「激変緩和措置」として、ガソリン補助金を出しましたが、それでも“高いな…”と感じた人が多いはずです。


ガソリン税と“暫定”のまま続く暫定税率とは?

ここでちょっとガソリン価格の内訳に注目してみましょう。実は、ガソリンの価格のうち、約半分は税金なんです。

その中でも大きな存在が「ガソリン税」。これはもともと「本則税率」と「暫定税率」に分かれていて、現在の税率は以下の通り。

  • 本則税率:28.7円/リットル
  • 暫定税率:25.1円/リットル
    → 合計:53.8円/L

この「暫定税率」、名前だけ聞くと“そのうちなくなるの?”と思うかもしれませんが、実は1974年からずーっと続いている“暫定”です。
正直、もう暫定とは言えないくらい定着しちゃってる感じですね(笑)

さらに消費税もかかるので、実質的にはガソリン代に二重課税されていることになります。これ、知らない人も多いかも。


2025年のガソリン価格はどうなる?

じゃあ、これからどうなるの?って話ですよね。2025年も、ガソリン価格が落ち着くかどうかはまだまだ不透明です。

原油価格の見通し

中東情勢は依然として不安定。OPEC(石油輸出国機構)の減産方針次第では、原油価格がまた上がる可能性も。特にイランやイスラエル、サウジ周辺での緊張が高まれば影響大です。

為替(円安・円高)

日本は原油を輸入に頼っているため、円安になるとガソリン価格は高くなります。日銀の政策がどうなるか、アメリカの金利がどう動くか、これもカギですね。

日本政府の対応

2024年から徐々に補助金が縮小されているため、2025年に完全終了すれば、価格が再びグッと上がる可能性があります。さらに、炭素税の導入なんて話も出てきていて、これが実現すればガソリンはさらに高くなるかも…。

そして2025年、トランプ政権による相互関税等の政策で今後の物価高が懸念される中、ようやく自民・公明・国民民主の幹事長合意によりガソリン税の引き下げが実施されるようですね、遅くない???


家計や生活への影響

ガソリンが高くなると、家計にボディブローのようにじわじわ効いてきます。

  • 車通勤の人 → 毎月の交通費が増加
  • 地方在住の家庭 → 買い物や通院、全てに影響
  • 単身赴任者 → ガソリン代の高騰+出張費の圧迫
  • 食料品や日用品の値上げ → 輸送コストの影響が波及

特に地方や単身赴任生活だと、公共交通機関が使いづらい場面も多いので、「車なしでは無理!」という人には深刻な問題ですよね。


今からできる対策は?

「じゃあどうすればいいの?」と思ったあなた。いくつかできることがあります。

燃費を意識した運転

急加速・急ブレーキを控える、エンジンの無駄なアイドリングを避けるなど、意識するだけで燃費は変わってきます。

給油タイミングを見極める

週末に価格が上がることが多いので、火曜〜木曜が狙い目なんて言われています。アプリ(例:gogo.gs)で価格チェックも◎

ポイント・アプリ活用

ガソリンスタンドの会員カードやアプリでポイントを貯めたり、割引を受けたり。意外とバカにできない節約効果があります!

ハイブリッド車・EVの検討

今後を見据えるなら、燃費の良い車やEVへの切り替えも選択肢。ただし初期投資が大きいので、補助金などもチェックしながら慎重に。


まとめ

2025年のガソリン価格は、

  • 原油価格
  • 為替相場
  • 政府の政策(補助金・税金)
    といった多くの要因に左右されます。

特に「暫定税率」は、実はずっと続いてきた“固定化された暫定”というややこしい存在で、今後の議論次第では価格にも影響する可能性があります。

とはいえ、私たちが今すぐにできるのは、
「賢く使って、ムダを減らす」こと。

ちょっとした工夫や情報のアンテナを張っておくことで、ガソリン高騰の波を少しでもやわらげられるはずです。

それでは、今日も安全運転でいきましょう!

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